ホーフブルク宮殿に入ると、銀器・食卓コレクションが掲示されています。
それぞれのデザインには意味があり、デザイナーとして大きく頷くものがあります。
ただきらびやかな食器にため息をつくのも、ロココに夢を馳せるのもいいでしょう。
デザイナーなら一度はお金を考えず、好きにアートな道に進んでみたいものですが、叶わぬ夢ということで。
マリアテレジア
現在でもオーストリアでは国母として敬愛されているマリアテレジア。
ルイ15世がマリアテレジアに贈った磁器セット、ミラノ製センターピースは圧巻です。
この先登場するシェーンブルーン宮殿で紹介しますが、数々の文化に貢献しています。
かのモーツアルト、ハイドン、ベートーベンもウィーンで活躍しました。
マリアテレジアは日本の伊万里焼きがお気に入りでした。
シシィの愛称で親しまれた皇妃英リザベートは日本の伊万里焼きを好んでいました。
女性は食卓のコレクションに目が釘付けになることでしょう。